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ロシア・シベリア鉄道の日本直通化構想…路線図を作ってみた

2017年、とあるニュースが世間を騒がせました。

それはロシアが日本に求める経済協力の一つに「シベリア鉄道の日本直通化」を盛り込んだことでした。

現在の社会情勢を見るとその計画はかなり無謀なものに感じますが具体的にはどのような路線を構想していたのでしょうか?

下記の記事を基に路線図を作成してみました。

https://wpb.shueisha.co.jp/news/lifestyle/2017/01/02/77596/

目次

日本⇔ロシア直通路線図

いかがでしょうか?

北海道、稚内から樺太、ユジノ・サハリンスクまでの42kmを海底トンネルで繋ぎ、さらには樺太、ヴァルからロシア本土のラザレフまでの7kmを陸橋で繋ぐという計画です。

また、ラザレフからコムソモリスク・ナ・アムーレまでの区間も計画中です。

コムソモリスク・ナ・アムーレからは第二シベリア鉄道と呼ばれるバム鉄道を走りタイシェトからシベリア鉄道に接続しモスクワを目指します。

さらにモスクワからはドイツ・フランス・イギリスへと直通することができます。

実現すれば上野からモスクワ、さらにはロンドンへと1週間以上かけて結ぶ国際列車が誕生することになります。


さて、気になるのはその建設費。

単純計算で宗谷海峡の海底トンネル建設には4200億円、ロシア側が試算する間宮海峡陸橋は1兆円、と莫大な予算が必要となります。

また、青函トンネルは現時点でも非常に混雑しています。とてもではありませんがシベリア鉄道直通車両の走行は厳しいものがあるでしょう。

これに対し国交省は第二青函トンネルを建設の建設費を5800億円と試算。こちらもかなりの額です。

また、日本とロシア・欧州は線路の規格も異なるため新たなフリーゲージトレインの開発も必要となるはずです。


問題は山積みで現状では夢のまた夢、といった計画ではありますが実現は全く不可能なわけではありません。

国際社会が平和と秩序を取り戻した時に改めて実現に向けた構想を練って欲しいものですね。

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