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【ファン渇望】西武特急”Laview”が地下鉄直通する可能性をガチ考察してみた

今回のテーマは西武鉄道の特急型車両「Laview」。

2019年にデビューし特徴的な半球状の顔が大きな話題を生みました。

今回は巷で噂されている001系「Laview」の地下鉄直通化説を西武池袋線沿線民の私がガチ考察します。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

なぜ地下直通化がささやかれている?

なぜファンの間ではLaviewの地下直通化が噂されているのでしょうか?

その理由は前面に設置されている「非常用扉」の存在です。

前面にある扉は車両間を移動するための貫通扉として設置されていますが、地下鉄などのトンネル部を走る路線では火災など非常時の脱出用として非常用扉の設置が旅客営業法で義務化されています。

そのため、本来ある必要のない非常用扉がLaviewには設置されていることになります。

ンゴ?西武秩父線には正丸トンネルとかいうクソ長いトンネルがあるンゴ。そのためじゃないンゴか?

こう思った方、鋭いですね。しかし正丸トンネルに非常用扉の必要はありません。

その例にりんかいせんや横須賀線や京葉線の地下区間があります。

これらの路線は非常に長い地下区間を非常用扉無しで走行していますね。

なぜか。

側面扉から脱出可能」だからです。

国土交通省が定める「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」というものがあるのですがこれを見ると以下のように記述されています。

第75条:旅客車には、旅客が安全かつ円滑に通行することができる貫通口及び貫通路を設けなければならない。ただし、専ら車両一両で運転するものにあっては、この限りでない。

2:施設の状況により非常時に側面から避難できない区間を走行する列車は、その最前部となる車両の前端及び最後部となる車両の後端(最前部が機関車である列車にあっては、車両の最後部となる後端)から確実に避難することができるものでなければならない。

これを見るとトンネルの幅が広い区間での前面非常用扉の設置は必ずしも必要ではないことが伺えます。

現に10000系ニューレッドアローの他に20000系や30000系なども前面非常用扉無しで秩父線に乗り入れていますね。


Laview地下直通化説のカギとなる「非常用扉」

Laviewには前面非常扉が必要ないということが分かりました。

ではなぜ西武鉄道はコストをかけて設置したのでしょう?

オシャレとでも思ってるんやろか?

違います。

そう断言できるのがこちらの画像。

2016年3月に新型車両の導入を発表した際に公開したイメージ図です。

西武鉄道より

これを見ると前面非常扉が設置されていないことが分かります。

そして翌年2017年6月に公開された完成予想図がこちら。

西武鉄道より

前面非常口が確認できます。

いったいこの一年間で何があったのか?

私はその背景に「S-TRAIN」の存在があったと推察しています。

Laviewの裏にS-TRAINの存在…?

S-TRAINとは西武⇔メトロ・東急・横浜高速間で運行される座席指定列車です。

休日には西武秩父と元町・中華街を結ぶ長距離列車となります。

同列車は西武鉄道が主体となり2016年6月に計画発表、2017年3月に運行を開始しました。

ここで先ほどのLaview発表の時系列と照らし合わせてみましょう。

2016年3月:Laviewのデザインイメージ発表(非常用扉なし)
2016年6月:S-TRAINの計画発表
2017年3月:S-TRAIN運行開始
2017年6月:Laviewの完成予想図公開(非常用扉あり)

さて、ここからは持論となります。

このように整理すると西武鉄道の、ある「野心」が見えてくるように思えます。

それは言うまでもなく「西武特急の多方面化」。

それは新宿・渋谷・横浜などの大都市を結ぶことで西武秩父へのアクセス性を図り集客力を底上げするといったものです。

そのため、西武は2016年3月の時点でニューレッドアローの置き換えを検討した後、「それなら副都心・神奈川まで手を広げないか?」ということで直通先各社に打診。

そして試験的にS-TRAINを導入することで利用状況を調べようとしたのではないでしょうか?

こう考えると先ほどの時系列の辻褄が合う気がします。

そして何度も言いますがこれはあくまで私個人の見解であり、予想です。

意外と有力な直通化説…さらなる根拠を探る

他にも直通化説を後押しする根拠はたくさんあります。

まとめてみました。

・7両編成だったニューレッドアローを8両編成にすることで地下鉄直通をスムーズにしたこと

・乗車口の配置をホームドアに合うように設計してあること

・他社線と同規格の保安装置を搭載していること

さらに今年5月に行われた撮影会では「元町・中華街」「みなとみらい」「渋谷」の幕がそれぞれ表示され話題になりました。

https://x.com/ysmt_051189/status/1659100019222368257?s=20

これを見ると将来的にLaviewの地下鉄直通化はほぼ確実なものと言えます。


直通化したらどうなる?

さて、ここからは直通化後を想像してみます。

おそらく話の流れ的に西武秩父と元町・中華街(豊洲も?)を結ぶLaview。

S-TRAINとの重複が発生します。

私なりに2つのケースを考察してみました。

①S-TRAIN廃止

S-TRAINの運用自体を廃止しLaviewに置き換えるというケース。

つまり、有楽町線と副都心線のどちらもLaviewに置き換えることになります。

これにはLaviewの大量新造も必要となりかなりのコストが掛かります。

しかし車両をLaviewに統一することで集客力は上がるのではないでしょうか?

置き換え中は001系と40000系が混在することとなります。

②土休日のみLaview

私はこの案を推しています。

現状、S-TRAINの運用は平日が小手指-豊洲、休日が西武秩父-元町中華街です。

これを平日の豊洲方面を40000系に、休日の元町・中華街方面を001系に充当させるというケースです。

かなり現実的な案だと思うのですがどうでしょうか?

ところでこれらのケースはいずれにしても40000系の余剰が発生してしまいますね。

余った40000系はどうするのか?

個人的には拝島ライナーの増発、6000系の置き換えに充てられるのでは、と考えていますが6000系の置き換えにクロスシートに転換可能な40000系を充てるのはどうもしっくりきません。

新宿線のレッドアロー置き換えに使用されるケースも無くは無いのかな、と。

この辺りは流石に厳しいですかね?

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はLaviewの地下直通化説について深堀りしてみました。

様々なご意見があると思いますのでぜひコメント欄であなたの見解を教えてくださいますと嬉しいです。

私自身、西武線沿線民としてLaviewの地下鉄直通化が楽しみで仕方がありません。

最後までご覧いただきありがとうございました。それではまた次の記事で。

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