JR生まれの旧型国電?

おばんでございます。JREast Series600です。

突然ですが,皆様はJRになってから吊りかけ駆動の車両が登場したのをご存知でしょうか…?

いや存在しないでしょw

と思った方,実は存在していたんですよ…勿論,JR貨物の電気機関車ではありません。紛れもなく旅客輸送の為の車両です。

前略,瀬戸大橋さんへ。

時は1988年に遡ります。1988年4月10日,瀬戸大橋が開通し日本の一本列島化が完成しました。…もう,これだけで何処の会社がやったのかは正直分かってしまいそうですが続けましょう。その時に岡山と高松を結ぶ新たな快速列車「マリンライナー」として使用される為にそれまで宇野線で快速「備讃ライナー」として運用していた213系を転用する事となりました。213系は国鉄が最後に製造した新造車で国鉄だった期間は僅か10日程だったと言われています。

画像はWikiより引用

1988年の瀬戸大橋開通後は213系は本来の目的であるマリンライナー運用に就く事となりましたが元々四国連絡の主役でもあった宇野連絡は瀬戸大橋開通によりこの区間の需要は減少,3両の21系では輸送力過剰になると判断されました。ここで宇野線の茶屋町〜宇野間の末端区間をピストン運用する車両の導入を行う事となりました。JRとしてはこの区間に適しているのは1両でも走れるクモハ123なので同車を改造,導入しようとしますがここである事に気づきます。

クモハ123の種車・クモニ143が不足している事が発覚したのです。

元々クモハ123は荷物輸送廃止で余剰となったクモニ143から改造したのですがその余剰車が不足してしまったのです。では,どうするか?まさか115系を魔改造するとか?

JRの出した決断はこれでした。

別にクモニ143に拘らなくてもいいじゃない。

画像はWikiから引用

クモハ123とは到底思えない車体をしていますね。そして明らかにカルダン駆動ではないような古めかしい台車。これが宇野線末端区間に導入された車両,クモハ84です。この車両の種車はクモニ83。さらに元を正せば旧型国電の72系です。しかも改造に使われたのは全てがかの63系としての経歴を持っています。つまり吊りかけ駆動。旧型国電の一種なのです。既に72系は全滅していたのですがこの車両の登場で事実上72系が定期列車に返り咲いた格好となります。

さて,先程からはぐらかしているこの車両を登場させた会社の名前はJR西日本。しかもこのクモハ84はJR西日本の新型車第一号です。まさかの旧型国電がオリジナル第一号という衝撃。西日本の魔改造のノウハウはこれが原点だった…?ここが改造もかの幡生工場。塗装は213系風にして一見新そうに見えますが走り出せば吊りかけの大きな音が響く。しかもノンストップ快速にまで充当されていたと言うのですから尚更驚きです。しかし,同車はただのその場凌ぎに過ぎなかったと言われています。老体に鞭打つような運用をこなし続け,機器の限界が近づきます。そして1995年。阪和線羽衣支線で余剰となったクモハ123によって置き換えられ廃車。結局,JR生まれの旧型国電はたった7年で全廃となってしまいました。しかし,その姿は宇野線にとても強烈なインパクトを残した事でしょう………

画像はWikiから引用

最後までご覧頂きありがとうございました。

👇クリックで応援お願いします!👇

鉄道コム

👆クリックで応援お願いします!👆

コメント

Subscribe
通知
guest
2 コメント(新着順)
Inline Feedbacks
すべて見る
名無しが通過します
名無しが通過します
2024/02/02 13:28

クモユ141やクモユ143は郵政省所有だったせいか転用の種車になることはありませんでしたね。クモユ141やクモユ143の郵政省からの買い取りが通っていれば、クモハ84は登場しなかったのでしょう。

名無しが通過します
名無しが通過します
2024/02/02 18:58

クモユ143等を改造してればクモハ123が出来ると思われますのでいちいちクモニ83を引っ張り出して改造しなくても良いですもんね…

鉄道イベント情報

 
日付 イベント
2月22日(木)
2月23日(祝)
2月24日(土)
2月25日(日)
2月26日(月)
2月27日(火)
2月28日(水)
2月29日(木)
3月1日(金)
3月2日(土)
3月3日(日)