2024年1月の鉄道ニュースまとめ

こんにちは。羽沢です。2024年1月の押さえておきたい鉄道ニュースをまとめましたので是非ご覧いただければと思います。

京葉線通勤快速廃止から一転 快速運転続行へ

先月JR東日本が発表した京葉線の日中快速大幅減便及び通勤快速の快速への格下げについて、京葉線の房総方面直通の為に出資してきた自治体がブチ切れた結果、異例のダイヤ修正が行われました。千葉支社のプレスリリースによると、早朝の上り2本が快速運転続行となることが発表され、対象となる電車は上総一ノ宮6:08発、東京7:25着の618A(外房線内3618A)、及び君津6:12発、東京7:35着の608A(内房線内3608A)です。停車駅は改正前と変更なく、寧ろ現行より1分早くなります。京葉線の房総方面直通の為に色々と出資してきた自治体やいつも乗る電車が決まっているであろう東京方面への通勤客からしたらたまったものではありません。

【参考資料】改正後の内房・外房線発京葉線直通快速のダイヤ

停車駅   発時刻 備考停車駅発時刻 備考
上総一ノ宮6083618A君津6123608A
茂原615木更津620
土気623巌根623
大網627袖ヶ浦627
誉田632長浦630
鎌取636姉ケ崎635
蘇我642618Aへ列番変更五井640
千葉みなと646八幡宿644
稲毛海岸650浜野647
検見川浜652蘇我651608Aへ列番変更
海浜幕張655千葉みなと 655
南船橋700稲毛海岸659
新浦安709各駅停車東京行に連絡  検見川浜701
舞浜712海浜幕張704幕張豊砂・新習志野・市川塩浜は乗換   
新木場717南船橋709
八丁堀723新浦安718葛西臨海公園・潮見・越中島は乗換
東京725着京葉地下3番線到着舞浜722
新木場728
八丁堀734
東京736着京葉4番線地下到着

千葉支社の労組によると、「快速減便は認めるが通勤快速廃止はおかしい」と指摘されているようです。現場では種別間違いによる誤通過防止や接続、追い越し案内など車掌の肉声放送を減らせたりするメリットがあるそうです。

能登半島地震で鉄道が甚大な被害を受ける

28日時点の情報です。

1日16時05分の前震、16時10分の本震やその後の余震によって北陸と東日本を中心に大きな影響を受けました。新幹線は一時東海道・山陽新幹線の一部を除き全線で運転を見合わせましたが、同日中に長野~金沢間及び越後湯沢~新潟間を除いて全線で運転が再開されました。北陸新幹線では一時4本の列車が立ち往生したものの翌日未明に運転が再開されました。上越新幹線も全線で運転再開しています。

在来線は北陸本線、小浜線、越美北線、七尾線、高山本線、城端線、氷見線、大糸線(南小谷~糸魚川)、越後線、弥彦線、信越本線、陸羽西線(余目~酒田)、男鹿線、羽越本線(酒田~羽後本荘)、中央本線(小淵沢~塩尻)、山陰本線(豊岡~鳥取)などが一時運転見合わせとなったものの、七尾線を除いて全線で運転を再開しています。津波警報や津波注意報が発表されたため日本海沿岸の広い範囲に影響が出ました。

第3セクターや私鉄はあいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道、えちごトキめき鉄道、北陸鉄道、富山ライトレール、富山地方鉄道が一時運転を見合わせたものの、既に全線で復旧しています。

七尾線の羽咋~七尾間は22日から運転を再開しています。普通列車は平常通り運転しているものの、特急列車は能登かがり火1・8号、サンダーバード17・20号、花嫁のれん1~4号以外運休となっています。七尾~和倉温泉間は2月中旬の再開をメドに復旧作業を進めているとのことです。

のと鉄道が一番被害を受けています。和倉温泉~穴水間のうち、七尾~能登中島間は2月中旬の運転再開をメドに復旧工事を進めているとのことです。能登中島より先、西岸~穴水間は被害が甚大なため復旧のメドが立っていません。社屋も応急危険度判定で危険と判断され使えないとのことです。

金沢周辺と加賀温泉周辺、富山、宇奈月温泉、黒部方面はほぼ復旧しているため鉄道ファンとしては積極的に訪れたいところであります。引き続き能登半島の北側、輪島方面は復旧作業の邪魔になるため訪問は暫く控えましょう。

懐かしの200系塗装 消滅へ

JR東日本は18日、鉄道開業150周年及び新幹線YEAR2022の企画として運行していた200系塗装のE2系J66編成が3月15日を以て運行を終了すると発表しました。J66編成自体の老朽化が原因と思われます。それに合わせて3月2日に盛岡~上野~新潟を半日かけて走る団体専用列車を運行するとの発表がなされました。車内では弁当の提供やふるさとチャイムが流されたり、普段入線しないホームを使用するということです。

E531系クハが総車横浜で目撃される

25日、総合車両製作所横浜事業所(J-TREC横浜)にてE531系らしき車体のクハが1両目撃されており、28日と29日にはクハE531-17と車番が確認されました。

E531系K417編成は2021年3月26日、常磐線1269M品川発普通勝田ゆき最終として走行中に土浦~神立間の踏切にて自動車と衝突しました。その結果、クハE531-17の運転室が火災で大破し、2022年2月9日付けで初代クハは除籍されていましたが、修理扱いで2代目のクハを新造した模様です。また、K417編成のうち残り9両は既に機器更新を完了させてあり、今年中には復帰すると見られます。

しなの鉄道115系 引退2028年の方向 新たな企画も発表

15日、しなの鉄道は2028年までに115系を全車引退させると発表しました。そして新たな企画、「プロジェクト115」を始動するとのことです。これはグッズ等の売上額に応じて115系の塗装変更を行うといったもので、一度消滅したスカ色や、しなの鉄道ではまだ実現したことのない身延色や末期色、キムワイプも実現するかもしれません。残り10編成の115系の内、仮に塗装変更が実現するのであれば2~3本程度が対象になると見られます。塗装変更した編成を用いてイベント列車も運行する予定とのことです。

しなの鉄道公式グッズはこちらから
https://marche.kipputotetsukomono.com/categories/5103286

北陸新幹線敦賀駅 乗り換え時の支障明らかに

18日、北陸新幹線の終点となる敦賀駅にて新幹線から特急への乗り換えシミュレーションが行われ、JR西日本の社員約900人が参加して行われました。3階の新幹線ホームから1階の特急ホームまでの動線と時間を検証したところ、最後の1人が乗り終わるまで13分掛かり最短接続時間である8分に間に合わないことが発覚しました。改札は19台設置されているものの、それ以前にエスカレーター等での混雑が目立ち、乗客が滞留してしまうことが浮き彫りになった形となります。敦賀駅新幹線ホームはビル11階とほぼ同じ37mの高さであり、ある程度ルートを理解しているであろう社員900人でも13分かかることから、北陸新幹線開通後は敦賀駅での乗り換え待ちが遅延の原因になる可能性があります。

近鉄特急と新幹線から喫煙ルーム消滅へ

近鉄22600系と喫煙ルーム(N700系のもので代用)

愛煙家に追い打ちをかけるようなニュースです。近鉄は10日健康志向の高まりが見られるためとして、ひのとり、しまかぜ、伊勢志摩ライナー、さくらライナー、その他一般特急車など全ての近鉄特急にて喫煙ルームを廃止すると発表しました。改正健康増進法に基づき、2020年から喫煙ルーム以外では禁煙となっており、新幹線以外では日本唯一の喫煙ルームが残っていました。喫煙ルームの跡地の活用方法については東海道新幹線の様に非常事態用の物資を積み込むのか、はたまた改造してデッキにするのか発表されておらず、不透明です。

なお、鶴橋など特急停車駅の喫煙ルームは存続する方針とのことです。近鉄側からしたら清掃にコストと手間が掛かる為でしょうし、残しておくことにメリットはほぼ無いと思われます。

東海・西日本・九州の3社が喫煙ルーム全廃を発表

JR東海、西日本、九州の3社は26日、東海道・山陽・九州新幹線の喫煙ルームの廃止日を2024年3月16日と決定したと発表しました。N700系16両編成のうち7号車は既にビジネスブースとなっており、今回廃止されるのは3号車、10号車、15号車、8両編成は3号車と7号車のものです。跡地には立ち往生など非常事態に備えて水などを積み込むとのことです。

つくばエクスプレスがダイヤ改正内容を発表

26日、首都圏新都市鉄道株式会社は2024年3月16日のダイヤ改正の内容を発表しました。何と言っても目玉は快速の八潮停車でしょう。というより、開業当時から八潮は利用客が増加した暁には快速を停車させるといった計画があり、それが今回実行された形となります。快速の秋葉原~つくば間最速45分は維持されます。

柏たなか、流山センパ、青井に普通すら停車しなくなったような感じになってますね。作るときに考えればよかったものを。何かすみません。

他には、朝間ラッシュ時間帯に、上り八潮発秋葉原行き普通列車2本、下り秋葉原発八潮行き普通列車2本が
増発されます。

本改正を以て北千住~八潮間のホーム延伸工事に伴う徐行運転は終了します。

東日本・東海・北陸の鉄道が立て続けにストップし大混乱

23日は立て続けに事故が発生しました。時系列を追って解説します。(時系列表のサイズが大きい為PCで見ることをお勧めします。)

日時事象運転見合わせ区間
23日 9:48~先行のあさま610号通過後約8分間に架線の自動張力調整装置(WTB)の重錘ロッド(1985年製)が破断し架線が垂れ下がる
9:58W7系W5編成かがやき504号(6504E)が架線と接触し
パンタグラフと窓ガラスを破損・自走不可に
異常を検知し停電発生
10:11東北・上越・北陸新幹線が停電により運転見合わせ東京~仙台・高崎・軽井沢
10:25上越・北陸新幹線の運転見合わせ区間を拡大東京~仙台・越後湯沢・長野
10:38架線支障により運転見合わせに修正
11:00常磐線特急ひたち9号・22号をいわき~仙台間で
臨時快速として延長運転すると発表
11:02上越新幹線の運転見合わせ区間を拡大東京~仙台・新潟・長野
11:02架線が垂れ下がっていることを初めて公表
11:07秋田新幹線内で折り返し運転開始・一部運休
11:43山形新幹線内で折り返し運転開始・一部運休
12:01上越新幹線越後湯沢~新潟間で折り返し運転開始東京~仙台・越後湯沢・長野
12:01北陸新幹線長野~金沢間で折り返し運転開始
12:22東北新幹線仙台~新青森間で折り返し運転開始
13:40かがやき504号の乗客359人の退避誘導を完了
14:00越後湯沢発水上行臨時快速が越後湯沢発車
及び定期普通列車を2両から4両に増結
14:40現場で修復作業に当たっていた
48歳と55歳の作業員が感電
火傷し病院に搬送・それによる地絡発生
14:54上越・北陸新幹線高崎~越後湯沢・長野間運転再開東京~仙台・高崎
14:58常磐線特急の臨時快速延長運転にひたち25号が追加
15:33東京発仙台行E653系K70編成の臨時快速が東京発車
16:01東北・上越・北陸新幹線東京~仙台・高崎間終日運休と決定
18:08秋田新幹線と東北新幹線の直通を終日中止
18:1924日の常磐線特急ひたち8号を
仙台~いわき間で臨時快速として運転すると発表
18:27高崎線内で211系A28編成の臨時快速が2往復運行
19:51キハ110系の臨時快速が郡山~黒磯間で運転
19:57~20:2224日の東北・上越・北陸・秋田新幹線に影響が出る可能性を公表
20:40東北線のE131系普通列車を一部6両に増結
21:0224日まで上越線が大雪の為水上~小出間計画運休
新潟方面への鉄路での移動が難化
21:22車両の都合により24日のなすの266号・つばさ129号の運休を決定
21:33E653系K70編成の臨時快速が仙台に到着
24日0:02前述の列車を除いて始発から通常通りの運行予定と発表
4:37復旧作業及びE7系F31編成によるW5編成の救援が完了
情報が間違っていた場合はご容赦ください。

ひたち号の仙台行は仙台駅で折り返すまで時間がある為運用を交換して回していたようです。各支社とも余っている車両をフルに使ってなりふり構わず輸送していました。上野東京ラインを経由する列車を中心に、東北、高崎、常磐線方面ともに在来線グリーン車は立ち客で満杯だったとのことです。新幹線の偉大さが良く分かります。

勝田の先輩後輩 E653系K70編成

しなの、あずさ、ひたちの一部列車ではグリーン車が立ち席開放、しなのでは6両編成の列車が増結されるなど、各社が協力して新幹線客を捌いていたのが印象的でした。

なぜ感電事故が起きたのか?

JR東日本が発表した原因を要約すると、本来送電を止めるきまりがあり、それに従って止められていたとのことです。大宮駅付近の列車を動かす為に送電開始したことが現場に伝達されていなかった可能性があります。

なぜ大宮駅で折り返せなかったのか?

復旧作業の為現場付近の送電を停止せざるを得ず、それを行うと大宮駅の架線でも送電が止まってしまう為、大宮駅の折り返しが物理的に不可能になってしまったということです。

迂回路でも事故発生

長野方面への迂回路として中央線特急が挙げられますが、同日16時頃、特急あずさ38号新宿ゆき(E353系S110編成)が南松本駅にて人身事故を起こした結果、当該列車は塩尻駅にて運転を打ち切り、同区間を走る特急しなの、中央本線の特急かいじ、その他普通列車に影響が出ました。特にあずさは影響が顕著であり、上下線に20分から1時間半の遅延が発生しました。

篠ノ井線ではしなの号の補完として長野駅18時31分発の臨時快速松本ゆきが運行されました。

30日、JR東日本の新幹線統括本部長 池田裕彦氏は記者会見にて、「WTBの破断原因は調査中。同じものを使用する他の約490か所の点検を行い、問題が無いことを確認した。今回の事故による影響は約12万人に及んだ。また、万が一破断しても架線が垂れ下がらないようにアングルを設置したり電架柱に縛り付けるような措置を順次取る。」と述べました。

JR東日本公式資料
https://www.jreast.co.jp/press/2023/20240130_ho02.pdf

735系にカメラ設置 ワンマン運転のテストか

26日、JR北海道の735系A-102編成にE531系や315系と類似した車体側面用カメラが設置されていることが分かりました。札幌圏における普通列車の都市型ワンマン化を計画しているものと思われます。

冬期は雪で確認できなくなる予感がするのは気のせいでしょうか。735系に試験的に設置したあたり、735系が試験車であることが如実に表れています。

先頭部は普通鋼製の為か少々変わった設置方法になっています。

209系T82編成が里帰り

27日、28日にかけて中央線で運用中の209系1000番台T82編成が6年ぶりに古巣の常磐緩行線へ里帰りを行いました。これは「209系1000代回送ルート体験乗車イベント」という団体専用列車が運行された為です。27日は豊田から国立まで中央線を走り、国立からは武蔵野線を経由し常磐線に帰るというルートで運行されました。あくまで回送扱いの為、幕は回送表示で固定でしたが、車内の案内表示器翌28日は「209系1000代録音専用列車で録る常磐線快速電車イベント」が実施され、JR東日本では残り2本となった三菱GTO-VVVFを録音して楽しむというものです。取手から上野間を走り、上野では地上ホームに入線というJR東日本の企画力と配慮が光るイベントだったと思います。

JR東日本が春の臨時列車を発表 185系下田乗り入れ&255系運用続行

19日、JR東日本は春の臨時列車の運行計画を発表しました。それによると、185系を使用した臨時特急、「185」(いっぱーご)を横浜~伊豆急下田・伊東間で運行することが分かりました。実現した場合、凡そ2年ぶりの伊豆急下田乗り入れとなります。

185系はその他、横川、越後湯沢、足利方面へも運行される予定です。

個人的に伊豆急はよくOK出したなと思います。

255系はダイヤ改正で定期運用から離脱しますが、E257系など特急車の不足により、土日祝日運行の新宿さざなみの運用が残ると発表されています。新宿さざなみの為だけに5本も残すとは考えにくいため少なくとも1編成は廃車となるでしょう。

E259系の臨時しおさい、E257系による臨時富士回遊は今期も運行されるとのことです。

ATSが故障した京急が取った驚きの対処法

31日、京急線 京急新子安〜子安駅間にて同区間の保安装置であるC-ATSが故障しました。その結果、C-ATSの車内表示器が普通以外の種別を表示しなくなり、急行、特急、快特だろうが全て普通95で固定されてしまいました。

京急の指令はどうにか運転を続行する為に、優等種別も各駅に停車させるという方法でやり過ごそうと考えたのです。1号線系統が採用するC-ATSは駅停車パターンがある為無視して運転することができません。他社なら運転見合わせとしそうなところを運転続行するあたり流石KQクオリティと言ったところでしょうか。

因みにC-ATSの故障は2009年の導入以来初めてです。

今回もご覧いただきありがとうございました。コメントお待ちしております。

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