横浜市の「最寄駅まで15分の交通体系」について

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  こんにちは。18年間横浜市民の下須田です。今回は横浜市が取り組んでいる「最寄駅まで15分の交通体系」についてまとめてみました。最後までご覧いただけると幸いです。

目次

「最寄駅まで15分」の交通体系とは

「最寄り駅まで15分の交通体系整備」とは、住宅地からバスまたは徒歩で最寄り駅までおおむね15分で到達できる交通体系を整備するものです。 鉄道新線等の整備により徒歩圏を拡大させる施策と、駅までのアクセス手段であるバス交通の改善を図る施策から成っています。

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  横浜市の文献から引っ張ってきましたが、簡潔にまとめると家から最寄り駅までを15分で行けるようにバス路線などを整備するということです。

「最寄駅まで15分」 7つの定義

  1. 自宅から最寄り駅までの所要時間とする。
  2. 平日の通勤時間帯(概ね午前7時から8時)を対象時間とする。
  3. 上記の時間帯に利用できる駅を最寄駅の対象駅とする。
  4. 交通手段としては、徒歩及びバスを利用することを前提とし、二輪車・自動車利用は対象としない。
  5. バス停留所における待ち時間は考慮しない。
  6. 新交通システムにはバスによるアクセスはないものとする。
  7. ゴルフ場、大規模緑地・広域公園等、米軍接収地、ふ頭等の臨港地域など、将来にわたって住宅地となることが想定されない地域は、対象としない。
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/kotsu/bus_kotsu/15fun.html

 この7つの条件があります。通勤時間帯に利用でき最寄り駅まで徒歩とバスで15分で行けるようにするのがおもな目標です。ただしバスの待ち時間は含めず、最寄り駅が新交通システムなら家からはバスを使わない。結構無茶な気がしますが…。この条件をクリアし15分という短時間で最寄り駅に行くことができるようにするのがこの「最寄駅まで15分の交通体系」なのです。

横浜市の具体的な取り組み

 上の図は横浜市が実際に行っている交通整備のイメージ図です。駅前の整備、バス路線網の整備や再編などを行い利便性をよくすることが主な目的です。ロータリーの新設や拡張をすれば送り迎えの自家用車が路上停車して渋滞が起きてた場所もロータリーに一般車乗降場を新設すれば渋滞は解消されバスの所要時間が短縮され15分圏内にすることができますバス専用レーンや交通優先信号システムなどの導入も横浜市は力を入れています。

新路線開業や通勤化など… 横浜市の取り組みの例

カギになったのは

この二つ

 横浜市の端っこ青葉区にある奈良北地区は現在1375世帯2245人が暮らしています。最寄り駅は1998年当初は東京都町田市にある玉川学園駅でした。徒歩だと20分ほど、バスは青葉台駅まで20分で15分政策の整備対象でした。そこで観光路線だった横浜高速鉄道(当時はこどもの国が保有)こどもの国線を通勤化することにしました。沿線の宅地化も進んでいたため通勤化することによって奈良北地区またこどもの国線沿線の住宅街を15分圏内に入れることができる、一石二鳥なのです。沿線住民からの騒音による反対運動がありましたが対策を行い、沿線住民の協議の結果、路線の保有をこどもの国から横浜高速鉄道にしてこどもの国線が通勤化しました。観光路線時代は17時代が終電、休園ダイヤがあったりしましたが現在では休園ダイヤは撤廃され朝夕ラッシュ時は10分間隔と通勤路線になりました。これによりバスふくめて奈良北団地から15分で最寄り駅へつけるようになりました。またこどもの国線沿線の長津田~こどもの国の中間にあるあかね台地域には恩田駅を新設し利便性向上とともに15分圏内の拡大ができました。

 またグリーンラインやシーサイドラインなど鉄道空白地帯に路線を開業させることによって利便性向上や車を使ってきた通勤客を電車へ誘致し渋滞緩和、バスと連携した15分圏内の拡大、整備をしました。

実際にどれくらいの人が15分圏内に住んでるの?

取組状況

 最寄駅まで15分以内に行くことのできる「駅まで15分圏」の人口は、1997年度に全市民の約74%でした。それを、2001年度までの5年間で、約80%まで引き上げる事を目標に取り組みを進め、2001年度末に約83%となりました。
 その後、グリーンラインの開業等により、2007年度末の「最寄り駅まで15分圏」の人口割合は、88.4%になり、更に、駅前の再開発やバス路線の新設等によって、2021年度末は約91.4%になりました。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/kotsu/bus_kotsu/15fun.html

 着々と計画は進んでいき90%以上という高い水準を得ています。じゃあ実際に15分圏内ではない地域はどこなんだってことなんですけども主に鉄道空白地帯である、すすきの団地周辺や本牧ふ頭周辺の住宅街、ズーラシア周辺、戸塚区南西部などです。鉄道空白地帯が主な目標未達成な場所です。

鉄道空白地帯はどうやってカバーしていくのか

すすきの団地を走る東急バス。

 先ほどの横浜市青葉区すすきの団地は東急田園都市線が開業したあとすぐにできたマンモス団地です。最寄り駅はたまプラーザ駅、あざみ野駅です。多くの通勤客はバスを利用して駅へ向かいます。バスは通勤時間帯ですと1時間あたり最大18本でています。しかしバスでの所要時間だと17分ほどで目標未達成になります。しかし2023年1月に解消案が出てきました。ブルーラインの延伸計画です。下の画像をご覧ください。すすきの団地の文字が見えますね。これで15分圏内にすることができました。2030年ごろに開業するそうです。働き手不足でバスも減便続きでしたが鉄道が開業することによって一度でたくさんの人を運べるから救世主ですね。

 また横浜市営地下鉄グリーンラインは将来、先ほど挙げた鉄道空白地帯であるズーラシア周辺や本牧ふ頭周辺、戸塚区南西部を結ぶ延伸計画があります。バス路線と協力し15分圏内の拡大し100%を目指しています。また運輸系の働き手不足を解消する鍵になるのではないでしょうか。

検証 本当に15分で行けるのか

 3か所の横浜市内にある団地から最寄り駅まで乗換案内などを使用して調べていきます。基準としては先ほどの7箇条を守ってやっていきます。そのためバスの待ち時間は含みません。また出発時間は7時00分にしています。使用したアプリはJR東日本アプリです。

検証1 奈良北団地→こどもの国駅

 奈良北団地は先ほどでてきた奈良北地区にある団地です。最寄り駅はこどもの国駅で始発点は中心にあったセブンイレブンにしました。こどもの国駅まで徒歩なら19分で行けます。

検証2 千丸台団地→西谷駅

 保土ヶ谷区にある千丸台団地の最寄り駅は西谷ですので西谷駅までの時間を調べてみました。今回は千丸台郵便局からにしましたがちょうど15分でした。千丸台からは横浜駅まで急行バスが走っているので交通の便が良い団地です。

検証3 鴨志田団地→青葉台駅

 青葉区の寺家ふるさと村近くになる鴨志田団地からは最寄り駅の青葉台駅まで13分でいけます。

検証結果 3か所全部15分以内で最寄り駅まで行ける

感想

 今回の記事を作成してわかったことは横浜市がこの取り組みによってを作成して横浜市がこの取り組みによって横浜市民の通勤通学をよりスピーディーにそして住みやすくしていることがよくわかりました。横浜市は全国の市町村の中で人口が一番多いです。そんな横浜市の対策に興味を持ってくれれば幸いです。(鉄道要素少なくて申し訳ないです)

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この記事を書いた人

こどもの国線沿線民18年目のものです。
町と鉄道の関わりについて研究しています。

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