常磐線 通勤快速を蘇らせる(後編)

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ごあんない

当記事は後編です。飛ばしても楽しめるような記事にするつもりですが、前編を読むともっと楽しめると思うのでよければ下記リンクよりどうぞ。

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👇🏻ダイヤは下記サイトで作成しました👇🏻

https://timetable.chi-zu.net/index.html

👇🏻停車駅案内は下記サイトで作成しました👇🏻

https://chart.chi-zu.net/index.html

はじめに

ご無沙汰しております、あずです。常磐線通勤快速再興の儀、後編です。

今回は前編で予告した通り「運行時間帯」と「特別快速や特急種別との兼ね合い」をテーマにお送りいたします。

前編のおさらい

前編では「始発駅」「中間駅」「終着駅」を設定しました。まとめておさらいしていきましょう。

品川ー新橋ー東京ー上野ー日暮里ー松戸ー柏ー我孫子ー取手ー龍ケ崎市ー牛久ー土浦・水戸・勝田

これらの駅を停車駅として設定したわけですが、後編ではこれらを弄って行こうと思います。が、それは後ほど。

1992年のダイヤでは水戸行きの通勤快速は土浦以北で通過運転をしている、ということをコメントで指摘いただき知りました(コメントくださった方、ありがとうございます)。これに倣い、後編のテーマでもある多種別との兼ね合いも考えながら、行先ごとに停車駅を設定していこうと思います。それでは、後編もどうか最後までお付き合いください。

議題④ 運行ダイヤ(上り)

その前にまずは運行する時間帯を考えていきましょう。1991年当時は18時49分に水戸行きの通勤快速が、そして19時03分に土浦行きの通勤快速がそれぞれ設定されていました。調べていて得られた情報はこれらのみなので、他に当時のダイヤ、特に上り通勤快速のダイヤを知っている方がいたらご一報ください。

これを踏まえて現在のダイヤを考えてみます。まずは下り線から。上野駅の常磐線は、定時となる17時を過ぎた時間帯から混雑し始め、その中でも特に上野17時33分発、勝田行き1199M列車から混雑が顕著になります。というわけで下りの通勤快速は、そんな夕ラッシュ開始後の18時台からの設定とします。

ここからは具体的なダイヤの設定。上野東京ライン系統ということもあり、無闇に既存のスジにねじ込もうとすると線路容量が逼迫しまくりカオスなことになってしまいます。そもそも18時台は本数も多く、そもそもの余裕があまりありません。なので既存の上野東京ライン系統の運用と置き換えた上で、通過駅の救済として上野始発の列車を後続で流す、特別快速と同じスタイルを取ろうと思います。これならばダイヤへの影響はそこまで出ないはずです。

では一体どこの便を通勤快速に置き換えるのか、私が目を付けたのはこいつです。

水戸行き1223M列車、上野を18時8分に出発する便です。品川~上野間のダイヤをなぞる形で通勤快速に置き換えることで、常磐線方面への帰宅の便宜を図ります。通過駅の救済は、既存のダイヤを上野始発に短縮の上、2分遅らせて通勤快速に続行させる形で行います。なおこの1223M列車、ひたち野うしくで特急待避による6分停車がありますが、後続の特急が詰まるので龍ケ崎市での緩急接続に変更。ひたち野うしくの待避を無くすことでまた既存のダイヤに戻す算段です。ダイヤにまとめるとこんな感じ。

左が現行の1223M列車、右が通勤快速設定後です。行先は水戸行きのまま変えず、後続の救済快速を勝田行きとしました。通勤快速の発車時刻は特別快速や龍ケ崎市・牛久に停車する特急の所要時間を参考に割り出したものです。ちなみに通勤快速の特急待避は高浜あたりで行う想定です。

所要時間は品川~土浦1時間13分、上野~土浦53分。結構な俊足です。特急の客が流れそうで心配になります。ときわ73号と比較すると、品川~土浦13分差、上野~土浦8分差。…絶対客流れるぞどうすんだこれ

ひとまずこの特急もどきは置いといて、次の便を考えます。再び上野駅時刻表です。

追記(ダイヤ作成時に、先行する高萩行き421M列車が待避の関係で土浦での停車時間が取れなくなることが判明したため、421M列車を土浦行きに変更の上、救済として4223M列車に限り高萩行きに変更しました。停車駅は水戸・勝田行きと同様です。高浜の待避時間を削り、高浜から421M列車のダイヤで走行します。詳しくは完成後のダイヤグラムで。

次の便も同じく18時台に設定しようと思います。次に設定するのは土浦行き。18時38分に設定し、既存の18時40分発勝田行き1227M列車をそのまま通過駅の救済措置とします。この後19時台、20時台にも水戸(勝田)行きと土浦行きを各一本ずつ、それぞれ一時間ヘッドで設定していきます。

さて、これからダイヤを考えていくわけですが、その前に土浦行きは始めに言った通り、停車駅を変更してみようと思います。それも少し思い切ったものに。一体どんなアホ運用にするつもりだ、という方もいることでしょう。百聞は一見に如かず、ダイヤ上にまとめたものをご覧いただきます。

快 速 線 内 ( ほ ぼ ) 全 通 過 。

24分ドアは開きません。荷物挟んだら終わりですね。飛ばしすぎて先行の緑快速に追いついたので、北千住でやり過ごしてもらうことにしました。ちなみに結構飛ばしているのでかなり差があるように見える所要時間ですが、停車駅数だけ見ると水戸行きと変わらないのでこちらも上野~土浦53分。本来なら最高速度の出せる区間なんかの違いで差が出てくるところだとは思いますが、今回は目を瞑っていただけると幸いです。

この調子で全便ダイヤを作成していきたいところですが、ここでは割愛。全容はダイヤ完成後のお楽しみ。19時台も同じ形で通勤快速が生えていて、下り線は合計4本、ということだけ頭に入れておいてください。というわけで次は上り線。

議題⑤ 運行ダイヤ(上り)

下り線が決まったところで次は上り線。取手駅の時刻表を基に考えていきます。

「通勤」快速ということで、都心に通勤できる時間帯に到着出来ることが望ましいです。9時台だと遅い、かと言って7時台だとちょっと早い、というわけで上野に7時台後半~8時台前半に到着できる7時台に設定しようと思います。下り線同様、水戸(勝田)始発と土浦始発です。前者が先発、後者が後発、停車駅も変わりません。

2本だけなのでサクッと決めていきます。まずは先発、土浦始発から。上野行き330M列車に先行する形で運行させます。というわけで完成したものがこちらです。3分クッキングくらい手早く行きます。

先行する1128M列車の土浦~天王台間の時刻を2分繰り上げ、我孫子での待避時間を確保することで通勤快速追っ手をやり過ごさせました。ちなみにこの影響で1分差となってしまったさらに先行の780H電車は、取手~柏の時刻を2分繰り上げた上で松戸待避、松戸からは現行の時刻+1分のダイヤとしました。

ちなみにこの時刻繰り上げによってここには記載がないものの、さらに²先行する緑快速との時間差が3分となりました。6時57分に緑快速が発車したあと、3分後に緑快速、さらにその3分後に青快速、5分後に通勤快速、そしてその3分後にまた青快速、と続きます。取手駅、大忙しです。

ダイヤをハチャメチャに掻き回した土浦始発の次は、水戸始発の便を考えます。というわけで再び取手駅…ではなく、今度は土浦駅の時刻表をば。これは始発駅30分ヘッドを崩したくないためです。

先程設定した土浦始発の通勤快速が6時42分発ということで、順当に7時12分発とします。ちょうどいいことに5分後に品川行き(1136M)がいるので、通過駅の需要は彼に拾ってもらいます。というわけで完成品がこちら。

本数の集中する時間帯故、1番多くの本数の列車に影響が及びました。

まずは5分前を先行する33-4334M(ダイヤ内336M)列車。僅か5分後を追いかけてくるということで、ひたち野うしくで逃がしました。ひたち野うしくからは現行ダイヤ+2分。次にその1本前(我孫子基準)、成田線からの788H電車。我孫子の段階で6分差、そんなこちらは北千住待避。北千住から先のダイヤは5分繰り下がります。また、後述の理由で品川まで運転区間を延長しました。これによりさらに先を走る1132M列車とダイヤが完全に被りましたが、ここの取り回しは最後に回します。

そしてその788Hの前を走る770H電車。逃げ切れそうですが逃げ切ろうとすると日暮里で1分差となる狂ったダイヤが出来上がるので、北千住にて待避。北千住から先は3分繰り下がります。現行だと品川行きの便ですが、通勤快速の品川入線による線路容量の関係でこちらは逆に上野止まりに短縮。しかしこれで直通の本数を減らしてしまうと、不便になってしまいます。だから、788Hを延長する必要があったんですね(メガトンコイン)。ちなみに一連の調整によって品川の到着は3分だけ繰り下がりました。

最後に通勤快速の後を走る730H電車。現行の取手発車は7時33分、1分差です。明らかにヤバいのでダイヤを丸ごと1分繰り下げ、2分差としました。天王台はどうせ通過なので発車が2分差でも問題ないだろう、という算段です。

ダイヤのお話はここまで。数字見すぎて頭が痛いです。次、現行種別との兼ね合い、行ってみましょう。

議題⑥ 現行種別との兼ね合い

実は復活にあたって1番厄介な問題、現行種別との兼ね合い。大体は特別快速がトロいことに起因します。現在の特別快速の停車駅は、

品川ー新橋ー東京ー上野ー日暮里ー北千住ー松戸ー柏ー取手~土浦間各駅

どうでしょう。なかなか停車駅が多いです。しかも130km/hの本領を発揮できる肝心の取手以北に通過駅がありません。そして皆さんお気づきでしょうか。晩年の通勤快速よりも停車駅が多いのです(前編参照)。逆転してます。2年間のみとはいえ共存してた時期もあったので尚更問題です。というわけで共存のためにまずは特別快速の停車駅のテコ入れから始めます。

まずは現行の停車駅の問題点から。

シンプルに停車駅が多い

遠距離客を見据えた種別ながら、全便土浦起終点

130km/h運転可能な区間の通過駅なし

主にこの3点。まとめて解決するべく停車駅を再選定します。

品川ー東京ー上野ー北千住ー松戸ー柏ー取手ー龍ケ崎市ー牛久ー土浦~勝田間各駅

特別な快速というわけで割と思い切った停車駅に。また勝田駅まで運転区間を延長することで県央利用者の便宜を図り、取手~土浦間は牛久のみ停車とすることで130km/h区間のポテンシャルを引き出します。

まだ考える種別はあります。それが特急ときわ号。基本は

品川ー東京ー上野ー柏ー土浦ー石岡ー友部ー水戸ー勝田

が停車駅となっているときわ号ですが、朝の上りと夜の下りを中心に、一定本数龍ケ崎市や牛久に停車する便があります。またこの他にも本数は少ないものの日暮里(朝の上り2本のみ)、ひたち野うしく、荒川沖、赤塚に停車する便なども存在します。こちらも前述した2駅と同じく、朝の上りの一部と夜の下りの一部が該当。赤塚はまだいいとして、通勤快速復活にあたって一部が通過となるひたち野うしくや荒川沖に停車させていると一気に客が流れるのは明確です。というわけで、そんな朝夕のときわ号の停車駅をこんな形に変更してみます。

品川ー東京ー上野ー龍ケ崎市ー牛久ー土浦ー石岡ー友部ー赤塚ー水戸ー勝田

バラツキのあった夜時間帯の停車駅を統一。これで需要を拾いつつ速達性と停車駅の平準化も図ろうという魂胆です。赤塚はどちらにせよ通勤快速は各駅停車となる区間なので問題ない、という判断のもと停車としました。半分は私情です。

最終的な停車駅をまとめた図がこちら。

停車駅を可視化してみると、通勤快速2種の俊足っぷりがよく分かります。これ特急いるんか…?

とならないように、特急との共存を図るために特急と通勤快速の運行時間帯はできる限りズラしてみようと思います、下りだけ。詳細なダイヤはラストのお楽しみ。まずは前後編通しての感想からどうぞ。

おわりに

さて、完走した感想ですが(激ウマギャグ)、とにかく停車駅に難儀しました。遠近分離を行うにあたって停車駅の多いタイプのときわ号とどう共存させるかを考えたり、待避のタイミングなども踏まえて停車駅を選定しなくてはならなかったので、本当に苦労しました。スジ屋さん、すごい(小並感)。というわけで完成したダイヤをお見せしてお別れです。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

完成ダイヤ

全時間帯は作ってられないので、通勤快速の運行する時間帯のみ作成しました。特別快速のダイヤは脳内で補完してください。上り、下りともに、横見出しの駅を基準にダイヤを作成しています。

まずは下り線から。先述の通り、高萩行き421M列車は土浦行きに短縮。土浦で高萩行き通勤快速と接続、という形となりました。ちなみに停車駅の多いときわとは運行時間をズラすと言っておきながら、ときわ75号だけ被りました。その他にも数多く変更点があるので、ぜひじっくり見ていってください。

次に上り線。2本だけの設定とはいえ、変更点は数多くあります。上り2本目の通勤快速の項目で話した1132M問題は、1132Mを松戸で緩急接続させた上で、松戸から先のダイヤを3分繰り下げ被りを解消させるという荒業で解決しました。

後編投稿に時間を要してしまいましたが、これにて終了です。お読みいただきありがとうございました。

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気軽に読める、ゆるい記事を書いていこうと思ってます。

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