中央本線の211系って、沼だ。その1


中央本線とは?
───あなたが思うよりも沼な路線

みなさん、初めまして!鹤川(鶴川)と申します!中国語の名前なので一文字目が表示されない方ごめんなさい…

唐突ですが、皆さんが想像する「JR中央線」はどんな路線でしょうか?
東京や名古屋のきらびやかな都市を抜け郊外へと走る特急「あずさ」「かいじ」「富士回遊」「しなの」を筆頭に特急列車から普通列車まで様々な種別のある路線です。

通勤特快という通勤客向けの電車が朝方に走る中央線快速、千葉方面の総武線各駅停車と直通運転を行っている中央線各駅停車、中野から東京メトロ東西線に入る列車、130Km/h運転を行うことが決定した名古屋地区など面白い区間がたくさんあります。皆さんが思う「JR中央線」はこの3つの区間のどれか、という人が多いと思います。
ですが、今回はいままであまり注目されていなかった「山梨・長野地区(一部木曽地区)」の「JR中央本線」(主に新線)を走行している211系電車を中心に山梨と長野の中央本線の今について4回に分けて解説していきたいと思います。

中央本線における211系の歴史
───今年で11年目を迎える長野211系

山梨・長野地区を走行する211系電車は「0番台・2000番台」の6両編成(N600)と「1000番台・3000番台」の3両編成(N300)が存在します。3両編成同士が連結して6両編成になる運用は存在しますが、6両編成と3両編成が連結して9両編成になる運用・6両編成同士が連結して12両になる運用は存在しません。先代の115系と同じような連結のやりかたです。


(ほぼ)11年前の2013年3月15日に大糸線(松本~信濃大町)に投入された211系。まずは幕張車両センターから移動してきたマリ401~マリ405(現N301~N305)、マリ501~マリ509(現N331~N339)の転用が行われ、塗装変更などの長野仕様に変更されたほか、山梨地区のトンネルに対応するため、パンタグラフの変更も行われました。従来の211系はパンタグラフの制約上中央本線に入線ができなかったため、各地から長野への配給はEF64が担当していました。2024年1月現在現存している211系(JR東)はすべてパンタグラフの交換が行われたため、高崎を含め全編成が自走で中央本線に入線できるようになっています。
また、N333編成の出場以降は強化型スカートと呼ばれる排障器へ変更されました。また、マリ500番台編成はこのほかにも幕張時代、集電効率を上げるために搭載されていた201系の廃車発生品であるシングルアームパンタグラフを撤去しています。
2014年頃からは高崎車(N306~N327)の転用改造が行われます。高崎転属組は前面種別幕を高崎時代にLEDに変更されていたため長野地区ではそのまま流用しています。(N314・N315を除く)そのため、種別幕は今でも「宇都宮線」などの表示を出すことができます。
このようにして改造されたN300編成は、基本的には長野地区での運用や山梨地区の大月以西での運用が多数ですが、高尾などに顔を出すこともあり、中央東線・中央西線・辰野線・大糸線・篠ノ井線・信越本線・飯田線など様々な所で活躍。東は立川、西は中津川、南は飯田、北は長野ととても広い運用範囲を受け持っています。

2015年には元田町車両センター所属の6両固定編成(N600)が転用改造を受けます。暖地向けグループを寒地向けに対応させたため今までの中では一番多く改造したグループです。主に山梨地区での使用がメインであり、1日数往復のみ長野地区(小淵沢以西)完結の運用が組まれています。
N313~N316編成の前面種別幕には「幕・LEDが混在」していましたが、近年N314・N315のみが幕、N313・N316はLEDに統一されました。N314・N315は白幕(下の画像)として親しまれていましたが、2年前の2022年頃に消滅しました。


このようにして様々な経緯を経て中央本線にやってきた211系。先代115系を次々と置き換えました。ですが、115系と違い北陸新幹線の開業などで信越本線(長野~直江津)の移管などがあった影響からか、運用範囲が115系と比べると少しだけ狭まっていることが特徴です。また、現在でも車外にある半自動ドアボタンを新しい形状のものに取り換える作業が行われていますので、この先まだまだ使用されることが見込まれそうです。

長野211系の編成の見分け方!①~0番台(N601~N606)~
さて、いよいよ本題に入りましょう!長野211系のそれぞれの編成の簡単な見分け方その1!
今回はN600編成、全14編成のうち、0番台、N601~N606を紹介します!全編成が国鉄製造であり、形態差も各編成であるため、どこよりも見分けがつきやすいグループだと思います。車内はボックスシートです。
N600編成は中央本線(新線)・篠ノ井線・信越本線(篠ノ井~長野)を受け持ちます。
区間としては「立川~高尾~甲府~小淵沢~岡谷~みどり湖~塩尻~松本~篠ノ井~長野」です。

先に伝えます、クソ面倒くさいです。ってわけで早見表を用意しました。なお、ボタンなどの情報は2024年2月9日現在のものを採用しています。

作ってる最中に何やってるんだろうって気持ちになりましたがそんなこと言っている場合ではなさそうですね…(苦笑)
ドアボタンは車外に搭載されているものを指します。※は追って説明します。
それでは、簡単に1編成ずつ見ていきましょう!

N601編成
トップナンバーであるN601編成。元田町N1編成です。
日焼け編成と呼ばれる列番・JRマーク部分が灰色の編成であり、高尾方は両方、長野方(画像)はJRマーク側のみが日焼けしています。
車外ドアボタンの形状が混在している編成であり、各モーター車の高尾側のみ新型NKKボタン、それ以外は従来のEAOボタンです。

N602編成
セカンドナンバーであるN602編成。元田町N2編成です。
日焼けなどの特徴が特に存在せず、車外ドアボタンも従来型EAOボタンのため、形態としてはN606とほぼ同等のものとなっています。
しかし、N606と違い線路モニタリング装置を積んでいません。

N603編成
3番目に製造された編成となるN603編成。元田町N3編成です。
日焼けなどの誰でもわかるような特徴は特に存在しません。が、高尾方先頭車「クハ211-3」の前面にあるJRマークが若干左にずれています。
車外ドアボタン形状などは従来型EAOボタンですが、今日2/9の出場ですべて新型NKKボタンへ変わったそうです。
線路モニタリング装置の搭載準備が施工済みです。

N604編成
4番目に製造された編成であり、元田町N4編成です。
日焼けなどの特徴は存在しませんが、高尾方クハの真ん中のみボタンが新型NKKに変更されています。それ以外は旧型EAOのままです。
線路モニタリング装置は搭載していません。

N605編成
5番目に製造された編成であり、元田町N5編成です。
この編成は何といっても0番台で初めてすべてのボタンが新型NKKボタンに変わったことが特徴です。
線路モニタリング装置は搭載していません。

N606編成
いよいよ長野0番台の最終編成となりました。N606編成です。
N602編成と特徴はほぼ一緒ですが、こちらは線路モニタリング装置を搭載しています。
車外半自動ドアボタンは従来型EAOボタンが採用されています。

まとめ
今回は長野211系の歴史・N600編成のうち0番台について軽く解説してみましたが、いかがだったでしょうか?
少し長くなりすぎたかしら?と個人的には感じているところです…。

好評なようでしたら「第2段(2000番台とN600の簡単な運用紹介)」を作成しようかと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!


なお、この情報は2024年2月9日現在の為、今後変わる可能性があります。

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